広島県警に全面対決姿勢!? ---「俺たちは着る、特攻服を。大切な行事だから」

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広島県警は3日、今週末に予定されている円隆寺の夏の大祭「とうかさん」の開催を前に、広島市内を中心に暴走族対策の警備を強化していく方針を明らかにした。期間中は延べ1200人の人員を投入。暴走族の集会をその場で封じ込めるという。

とうかさんは期間中は19時から23時までの間、片側3車線の広い道路が700メートルに渡って歩行者天国となる。暴走族のメンバーはこれを利用し、いくつかの場所に別れて円陣を組み、大声を上げるなどの集会を行う。広島市内を拠点に活動する暴走族にとっては、春に新規加入したメンバーを紹介する顔見せの場として恒例行事化しており、古参メンバーが新入りに特攻服を渡すなど、暴走族にとって欠かすことのできない儀礼を行っており、寺の大祭以上に大切なステージと位置づけられている。

県警の調査では、昨年のとうかさんの期間中、広島市以外を拠点とするグループも含め84グループ839人が集結。一般人の通行を阻害する形で集会を行った。昨年までは取り締まる法律が無かったが、今年は暴走族追放条例の罰則規定に抵触する行為となることから、暴走族がどのような行動を取るのか事前に予測がつかない状態となっている。

特攻服の授与式という側面もあり、過去は全員が特攻服着用の状態で参加していたが、今年はもちろん取締りの対象になる。5月中旬以降は条例の浸透化もあり、徐々に特攻服を着用しているメンバーが減りつつあるというが、今回は年に一度の記念行事だけに「暴走族の意地を掛け、面倒見が止めろと命令しても着用するのではないか」という見方も根強い。

警察では1日あたり400人、3日間で1200人の警察官を祭の警備に投入。退去命令に従わない場合は即座に検挙する強い姿勢で臨むとしている。

《石田真一》

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