被告側は引き伸ばし作戦か---神戸大学院生殺人事件

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今年3月、路上駐車を巡るトラブルから神戸の大学院生が暴力団員に拉致され、暴行を受けて死亡した事件で、この事件の実行犯とされ、殺人罪に問われている暴力団員7人に対する初公判が4日、神戸地裁で行われた。

この事件は今年3月4日未明、神戸市西区で路上駐車をしていた暴力団組長と大学院生がトラブルになり、その後に拉致され暴行を受けて殺害されたというもの。「殺せ」と指示した暴力団組長や、実際に暴行を加えた組員など9人が逮捕され、このうち7人が「実際の殺害に関与した」として、殺人容疑に問われていた。

4日に行われた初公判では、検察側が示す起訴事実について弁護側が猛反発。「それぞれの組員がいつ、どこで、どのように共謀し、殺害の発生はどの時点だったのか。誰がそれに関与したのか、その証明などはどこにあるのか」など、具体的な釈明を検察側に要求している。検察側は「団地前での暴行後に被告7人が集まった時点以降、事前共謀が成立した」と発言するに留め、事実関係は今後の訴訟の過程で行っていくとした。

次回公判は8月を予定しているが、弁護側は引き伸ばし戦略を取るようで、これがいつ決着するのかは不透明な情勢だ。

《石田真一》

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