護身は正当な理由にならず---大阪府安全なまちづくり条例違反で初検挙

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大阪府警は4日、前日の3日に信号無視で検挙した37歳の男が伸縮式の警棒を車内に隠し持っていたとして、大阪府安全なまちづくり条例(鉄パイプ等使用犯罪による被害防止)違反の疑いで逮捕していたことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は3日の午後4時ごろ、大阪市北区茶屋町の交差点で信号無視をしたところを交通取締り中の警察官に発見され、職務質問を受けた。その際、運転席側のドアポケットに伸縮式の警棒が入っていることを警察官が見つけ、使用用途を問いただしたところ、男は「ケンカになったときを考え、護身用として持ち歩いている」と供述した。このため「大阪府安全なまちづくり条例」違反と認定し、その場で現行犯逮捕した。

大阪府安全なまちづくり条例は今年4月に施行され、正当な理由無く金属バットや鉄パイプを持ち歩くことが禁止されており、護身目的はこの正当な理由には入らない。男は「ケンカの際に使う」とはっきり供述しており、他人を傷つける目的で所持しているものと認定。今回の逮捕に至った。

この条例違反による逮捕は今回が初めてのケースで、最高10万円の罰金刑を受ける可能性もある。

《石田真一》

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