護身は正当な理由にならず---大阪府安全なまちづくり条例違反で初検挙

自動車 社会 社会

大阪府警は4日、前日の3日に信号無視で検挙した37歳の男が伸縮式の警棒を車内に隠し持っていたとして、大阪府安全なまちづくり条例(鉄パイプ等使用犯罪による被害防止)違反の疑いで逮捕していたことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は3日の午後4時ごろ、大阪市北区茶屋町の交差点で信号無視をしたところを交通取締り中の警察官に発見され、職務質問を受けた。その際、運転席側のドアポケットに伸縮式の警棒が入っていることを警察官が見つけ、使用用途を問いただしたところ、男は「ケンカになったときを考え、護身用として持ち歩いている」と供述した。このため「大阪府安全なまちづくり条例」違反と認定し、その場で現行犯逮捕した。

大阪府安全なまちづくり条例は今年4月に施行され、正当な理由無く金属バットや鉄パイプを持ち歩くことが禁止されており、護身目的はこの正当な理由には入らない。男は「ケンカの際に使う」とはっきり供述しており、他人を傷つける目的で所持しているものと認定。今回の逮捕に至った。

この条例違反による逮捕は今回が初めてのケースで、最高10万円の罰金刑を受ける可能性もある。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る