ストーカーつかまる!! …2歳女児をクルマに監禁逃走、国道閉鎖してチェイス

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新潟県警は5日、ストーカー被害を訴えていた女子高校生の2歳になる妹を自宅から強引に連れ去り、走行中のクルマに監禁したとして糸魚川市に住む20歳の男を未成年者略取の現行犯で逮捕したことを明らかにした。女児はケガもなく、無事だった。

警察の調べによると、この男は女児の姉に当たる18歳の女性と以前交際していたが、別れた後も復縁を迫るなどのストーカー行為を繰り返し、女性の家族に対しても暴力を繰り返すようになっていた。このため、女性の家族は新潟県警に相談し、糸魚川署は男に対してストーカー規正法に基づき警告を行っていた。

しかし、これに激怒した男のストーカー行為はさらにエスカレートし、電話などで「復縁しないと殺す」などの脅迫を行うようになり、自宅周辺に出没をするようになった。このため、4日昼には女性を含む家族が糸魚川署に出向き、改めて被害の状況を訴えるなどした結果、糸魚川署は5日にこの男性の逮捕状を取ることを決断。ストーカー規正法で逮捕する方針だった。

ところが同日の午後8時ごろになり、この男が女性の家を訪れ、女性に合わせろと大声で怒鳴るなどの行為を行った。中学2年生になる女性の弟が対応したが、男はこの弟をナイフで切りつけ、玄関近くにいた女児を強引に連れ去り、自分のクルマで逃走した。

女性の家族から連絡を受けた新潟県警は未成年者略取・誘拐と断定し、県内全域に手配して男性のクルマの行方を追った。男は逃走中、何度か女性の携帯電話に連絡をしており、その度に「会いたい。会ってくれなければこの子を殺す」などと繰り返した。

そして5日の午前2時ごろ、北陸自動車道の親不知インターチェンジ付近で不審な動きをする男のクルマを警戒中の捜査員が発見。国道8号線を完全閉鎖し、さらに四方を警察車両で取り囲むようにして糸魚川署まで誘導。玄関付近でクルマを降りたところを捜査員が取り押さえ、未成年者略取の現行犯で逮捕している。女児は後部座席でシートベルトを掛けた状態で座っており、無事に保護された。

男は警察官の取り調べには冷静に対応しているという。

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《石田真一》

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