精巧に偽造された免許証に唯一の落とし穴

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警視庁は13日、偽造した免許証で他人になりすまし、盗んだ通帳から現金を引き出そうとしたとして、自称55歳の女を有印私文書偽造・同行使、詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この女は13日の午後1時20分ごろ、豊島区池袋にある常陽銀行池袋支店を訪れ、窓口で現金90万円を下ろそうとした。引き出し金額が多額であるため、職員が本人確認のために身分証明書の提示を求めると、この女は通帳名義と同じ名前の入った免許証を差し出した。

ところが、この免許証の本籍欄には「茨城県」と書かれているのみで、その下に続く住所が全く記載されていなかった。これに気づいた職員は偽者だと判断、緊急ボタンを押し込んで警察へ通報を行い、この女は間もなく駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。

警察の調べに対してこの女は「知人から頼まれた」と供述しているが、持っていた免許証は本籍地の記載を除いては非常に精巧に作られており、背後に大掛かりな偽造グループがあるとみて、この女を厳しく追及する方針だ。

なお、銀行に持ち込まれた通帳と印鑑は盗まれたものであったが、被害者は盗まれたことにも気づいていなかったという。

《石田真一》

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