18日午後、千葉市中央区のJR内房線踏切を渡ろうしていたダンプカーが、段差を乗り越える際の衝撃で積んでいた土砂を線路上に落とした。内房線の線路は土砂で埋もれて使えなくなり、通行が可能な状態まで撤去されるまでの間、上下各1本が運休した。千葉県警ではダンプカーが過積載をしていたものとみて、列車往来危険容疑でダンプの行方を追っている。
事故が起きたのは18日の午後2時30分ごろで、千葉市中央区浜野町にあるJR内房線の踏切を渡ろうとしていたダンプカーの荷台から土砂が落ちた。落ちた土砂は線路を埋める形となったが、ダンプカーはそのまま現場から走り去った。
「線路が土砂で埋まった」との通報を受けたJR東日本の職員が列車の通行に支障がないレベルまで土砂を除去したが、この事故によって30分不通となり、上下各1本が運休、8本の列車に最大29分の遅れが出て、約2500人に影響が出たという。
警察では過積載のダンプカーが、荷台から土砂をあふれさせたものとみて、列車往来危険の容疑でこのダンプカーの行方を追っている。