内部監査の担当署長が率先して不正を!? 新潟県警の呆れた実態

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新潟県警監察官室は26日、白根警察署の現署長が1999年当時、長男の起こした交通違反の記録を部下に依頼して抹消させていた疑いが強まったとして、調査に乗り出していることを明らかにした。

監察官室の調べによると、この署長が関東管区警察局に出向していた1999年、長男が関越自動車道を走行中に速度違反自動取締機(オービス)による取締りを受け、40km/hオーバーで検挙されていた。長男は罰金を納付したが、「点数があると仕事に支障がある」と訴えたため、この署長が部下である県警交通機動隊の幹部に命じ、点数の抹消を行わせていたという。

この時期、新潟県警内では国会議員秘書による交通違反記録のもみ消しが問題となっており、この署長も関東管区警察局に出向していた際には、この事件の捜査を行う専従班の一員として活躍していた。つまりは警察内部の犯罪行為を暴く捜査を行っていたにも係わらず、その裏では家族の違反記録の抹消を命じていたというわけだ。

監察官室の取調べに対し、この署長は「自分の行為が不正処理に当たるという認識はあったが、当時は言えなかった」と供述しているとされる。

《石田真一》

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