【トヨタ『プロボックス/サクシード』発表】ついに来た欧州基準ディーゼル

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【トヨタ『プロボックス/サクシード』発表】ついに来た欧州基準ディーゼル
【トヨタ『プロボックス/サクシード』発表】ついに来た欧州基準ディーゼル 全 3 枚 拡大写真

『プロボックス/サクシード』にディーゼルエンジンが設定された。1.4リットルのコモンレール式インタークーラー付きターボディーゼル「1ND-TV」だ。

【画像全3枚】

第3エンジン部の戸田忠司担当員は、「欧州の『ヴィッツ』や『ファンカーゴ』に搭載しているものをベースに、日本の排ガス基準に適合するように変更を加えたもので、これまでのディーゼルとは別物」と語る。

コモンレール式燃料噴射は、高圧直噴と精密な制御によって、より理想的な燃焼を実現し、特に排ガス浄化に効果的なデバイス。ディーゼル車が市場の3割を占めるというヨーロッパではすでに常識だが、日本への導入は2リットル以上の大型エンジンに限られていた。

「ヨーロッパの基準(EURO-3)をクリアしているこのエンジンを改良することで、非常に厳しい平成14年排ガス規制を達成できました」と戸田担当員は語る。

燃費は、10・15モードで23.0km/リットル。ガソリン車の17.4km/リットル(1.3)、17.0km/リットル(1.5)を大幅に凌ぎ、2005年燃費基準をクリアしている。

しかし残念なのは、MTかつ2WD仕様しか設定されていないことだ。「ATや4WDへの排ガス対応は技術的には可能ですが、コストなどの問題で今回には間に合いませんでした」とのことで、搭載はバン仕様の2WD/MTモデルのみとなった。

また価格について、装備レベルが同等の1.5リットル車と比べると16万円ほど高い。「ガソリンエンジンは量産効果が出ていますし、この差が純粋なエンジン代とは言いませんが、コストはほぼそれくらいの差」とのことだが、コモンレールにターボ、インタークーラーなどを考えればむしろ割安に感じられる。

走ってはどうか。諸元表を見てみると、17.3kgm(ガソリン車は1.3リットル:12.3kgm、1.5リットル:14.1kgm)を2000〜2800rpmに渡ってアウトプットする“台形トルク”が目立つ。

戸田担当員は、「1.8リットル並の中低速トルクで、大人数で乗っても荷物をたくさん積んでもストレスなく走ります。アイドリング時はすこし振動を感じますが、走り出してしまえばまったく気になりません」と胸をはる。

『ヴィッツ』などのパーソナルカーへの搭載については、「その予定はまったくありません」ときっぱり。もちろんこのパイロットモデルの評判次第だが、今のところは予定なし、ということだろう。

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