くだらない違反摘発より人を刺すやつ捕まえろ---何気ない一言で犯人逮捕

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大阪府警は3日、飲食店駐車場で口論となった男性に腹を立て、窓越しにナイフで右胸を刺したとして、羽曳野市に住む18歳の暴走族メンバー少年を殺人未遂容疑で逮捕したことを明らかにした。

この事件は昨年10月3日の深夜、藤井寺市野中にある吉野家の駐車場で、クルマの置き方を巡って見知らぬ少年と口論になった21歳男性が、窓から車内に体を突っ込んできた男にナイフで右胸を刺され、全治2週間のケガを負ったというもの。警察では現場から逃走した暴走族風の少年の行方を追っていたが、被害者の目撃証言だけでは犯人を特定するまでに至らず、捜査は難航していた。

ところが今年5月、道路交通法違反で検挙した暴走族メンバーの取調べを行った際、グループの1人が「こんなくだらん違反やのうて、人を刺したと粋がるアホを捕まえんかい」と供述したことから、このメンバーを厳しく追及した結果、この少年の存在が捜査線上に浮上。被害者が「これが犯人に違いない」と認めたため、少年から任意で事情を聞いていたところ、犯行を認めたために逮捕したという。

ナイフで胸を刺すという事件ではあったが、被害者のケガが比較的軽いものだったため、当初は傷害容疑での捜査だった。しかし、逮捕した少年が「(右胸を)狙って刺した」と供述していることから悪質と判断。容疑を殺人未遂に切り替えた。

《石田真一》

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