110番通報しようと思ったら通じない!? 静岡市のドコモユーザー大パニック

自動車 社会 社会

3日夜、静岡県静岡市の全域で、NTTドコモの携帯電話から110番と119番の緊急通報ができなくなるというトラブルが起きた。同社の交換機のトラブルによるもので、故障原因の特定に手間取った結果、携帯電話からの緊急通報が約6時間、完全に停止した。

NTTドコモ東海の調べによると、このトラブルが発覚したのは3日の午後6時ごろだという。静岡市消防本部から「同じ利用者と見られる携帯電話からの緊急通報が3回連続で入ったが、いずれも無言のまま切れた。故障ではないのか」という連絡が入った。同社が緊急点検を行ったところ、警察への110番、消防への119番を受け持つ交換機が故障しており、接続はできるものの通話が不可能になるというトラブルに陥っていることが判明した。

影響を受けたのは静岡市内の基地局で受信する緊急通報で、ユーザー数の算定から約12万人が影響を受けたものとみられる。トラブルの特定と交換機自体の切り替えに手間取り、消防へは6時間、警察へは7時間もの間、連絡が取れなくなってしまった。ただ、幸いなことに大きな事故は発生せず、必要な緊急通報も他社の携帯や一般加入電話、公衆電話などからなされ、特に大きなトラブルには発展しなかったようだ。

ドコモ東海によればこうした交換機の故障は珍しく、特に緊急通報用のものがダウンした例は過去に無いという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る