免許証を使って、消費者金融から金を騙しとったアイデア

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大阪府警は5日、レンタカー店から出されたゴミから免許証のコピーを回収し、そのデータを基に偽造免許証を作り、消費者金融から金を騙し取ったとして、27歳の男を印公文書偽造・同行使と詐欺の疑いで逮捕するとともに、偽札製造事件で逮捕されて公判中の男も追送検することを明らかにした。

警察の調べによると、2人の男は昨年7月19日、自分の所有するパソコンとスキャナーを使って運転免許証を偽造し、消費者金融の無人契約機を使ってカードを作って、現金50万円を引き出した疑いが持たれている。しかし、余罪はこれだけに留まらず、総額は500万円を超えるとみられる。

2人が偽造に使った免許証のデータは本物で、被害の報告を受けた警察が被害者から聴取を行ったところ、年齢や職業もバラバラの15人に“ある共通点”が浮上した。それは昨年7月、この15人が同じレンタカー店を利用しているということだった。犯人の男はレンタカー店から出されるゴミを回収し、貸し出し時の契約書類にコピーされた免許証のデータを基に、偽造した免許証表面の記載内容を変えていたという。

このアイデアは偽札事件で逮捕され、現在公判中の30歳の男が思いついたと共犯の男が供述しており、警察ではこの男を免許偽造容疑で再逮捕し、事件の全容解明を行う方針だ。

《石田真一》

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