前のバスにつられてフラフラ……JRバス、2日続けて“うっかりミス”

自動車 社会 社会

8日午後、愛知県豊田市の東名高速道路豊田インターチェンジ(IC)付近にある「東名豊田バス停」を出発した東京発名古屋行きのジェイアールバス関東57便が、誤って上り線に進入し、目的地とは逆方向に走ってしまうというトラブルが起きた。

ジェイアールバス関東によると、このトラブルが起きたのは8日の午後4時10分ごろで、豊田ICの外にある「東名豊田バス停」で乗客を降ろした東京発名古屋行きの高速バスが再び高速道に進入した際、本来の行き先である「名古屋方面」ではなく、前のバスにつられる形で「東京方面」へ進入してしまった。運転手は直後にミスに気が付いたがUターンすることができず、車内放送で乗客にミスを報告した上で、岡崎ICまで上り線を走行。同ICでUターンを行い、再び名古屋を目指した。このトラブルで豊田−岡崎間の往復走行時間分の遅れ(約50分)が生じ、約10人の乗客が影響を受けた。

豊田バス停は東名高速道を走る複数の路線バス会社が利用しているもので、ICを出たところに設けられている。上下両便がひとつのバス停を使う形だが、この運転手は社内の調査に対して「前方に止まっていた“名古屋空港”行きのバスの後に続いて高速道に進入したら、そのまま上り線に連れて行かれてしまった」と説明している。名古屋空港行きのバスは名鉄バスが運行しているものだが、乗客が全て降りてしまったため、本来なら折り返し地点で表示替えする行き先表示を途中で切り替えてしまったらしい。

ジェイアールバス関東では「運転手がしっかりと行き先を確認していれば防げたミス」としている。前日の7日には同社と同様にJR系列の高速バスが飲酒運転事故を起こしており、社内で運行管理の徹底を図っていた矢先のうっかりミス。50分程度の遅れは渋滞免責としてバスの乗客も慣れており、特にクレームは生じなかったようだが……。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る