ワールドカップ後遺症の真っ盛りの韓国、今度は交通違反者を記念恩赦

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韓国法務部(法務省)は9日、FIFAワールドカップ韓日大会(現地表記)の成功を記念し、6月30日の大会閉幕までに交通違反を犯した者に対し、違反累積点数を「0」にするとともに、免許停止処分や取り消し処分を撤回する恩赦を実施することを明らかにした。10日付けで実施されるという。

これは韓国代表の4強入りと、韓国チーム応援のための団結を評価したもの。「大会成功を記念し、国民生活に密着した何らかの特典を与えたい」という一部の与党議員が国会に提案していたもので、ほぼ全ての会派から何の異論が出ることも無く裁決された。

累積点数や処罰の取り消しが行われるのは6月30日までに何らかの交通違反行為を犯したもので、韓国法務省の調べでは約481万人が恩赦の恩恵を受けると分析している。ただし、帳消しとなるのは点数と処分だけで、反則金や罰金の納付については免除されない。

ワールドカップの際にはソウルの街を赤く染めるほどに盛り上がったが、祝賀ムード中で飲酒運転などを行うドライバーは後を絶たず、会期中の交通違反検挙者は普段よりも若干多めだった。今回の恩赦は祝賀ムードに思い切り流された人を救済するというものだが、韓国では現在深刻な「ワールドカップ後遺症」に悩まされる人が多く、ヒュンダイなどでも工場稼働率が低下したことを明らかにしている。

《石田真一》

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