「業務命令!!」人身事故の身代わり出頭を命ず---特別賞与50万円

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兵庫県警は10日、義理の息子が免許停止中に原付バイクを運転して起こした当て逃げ事故を隠蔽するため、会社の部下に身代わり出頭を強制していたとして、55歳の会社役員ら3人を犯人隠匿教唆などの容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、問題の事故は1999年11月下旬に神戸市須磨区内で起きたという。神戸市須磨区の市道を原付バイクで走っていた主婦が、信号を無視してきた原付バイクと衝突。転倒した弾みで右手を折るなどの重傷を負ったが、ぶつかってきた原付バイクの男はそのまま現場から逃走した。2000年1月、当時25歳の男が「自分がぶつかったが、怖くなって逃げた」と出頭してきたため、警察ではこの男を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で検挙し、罰金刑を命じた。

ところがこの男が免許証の取消処分者講習を受けた際、警官から違反理由を聞かれたときに「当時の上司から身代わり出頭を命令されました」と暴露したことにより、今回の事件が発覚した。

取調べの際、この男は「上司から50万円を謝礼にやる、と言われて従った。義理の息子の無免許運転事故を隠したかったようだ」と告白。関係者に事情を聞いたところ、命じた役員と、実際に事故を起こした男が犯行を認めたため、逮捕することになった。

《石田真一》

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