【夏休み】高校生諸君、出来心の無免許運転が人生に影を落とす…脅しじゃないよ

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山形県警は17日、県の教育委員会を通じて県内の各高校に対し、生徒の無免許運転防止の指導徹底を求める文書を出していたことを明らかにした。クルマが無いと生活できない地域だけに、改正道路交通法の無免許運転の罰則が強く影響するからだという。

6月1日に施行された改正道路交通法では、飲酒や酒気帯び運転などと合わせ、無免許運転による罰則も強化されている。今改正からは無免許運転に関する反則点数が従来の12点から19点に引き上げられており、摘発から最低でも1年間は免許の取得が事実上できなくなるという制度に改められた。

これまでは夏休み中に無免許運転で検挙されたとしても、取得時に残りの免許停止日数を行使することで一応は取得することができた(ただし、累積点は残る)。しかし、6月以降は問答無用で1年間は免許取得ができなくなったため、卒業までに免許が得られず、普通免許の所持を条件とする企業に就職できなくなる可能性が高い。ただでさえ就職難であるところに、免許を持てないということは「自分で自分の首を絞めるような結果を招く恐れ」すらあるのだ。

このため、県警では県内の全高校を対象に「夏休み中の出来心による無免許運転は、あなたのその後の人生にも影響します」というフレーズをアピールすることになったという。昨年は46人、今年の6月末までに18人の高校生が無免許運転で検挙されているが、彼らに全く罪悪感がないことから脅し文句を含めた注意内容をあえて選んだとしている。

《石田真一》

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