お手伝いか、それともお目付け役か---青森県警がOBを採用

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青森県警は17日、多忙を極める交番勤務警察官の業務を補助するため、退職した元警察官がボランティアとして街頭パトロールや交番での接遇(応対)を担当するという制度を青森警察署管内と、今年秋に新幹線が延伸してくる八戸署管内で同日から開始させたことを明らかにした。それぞれ、「青森署シルバーポリス」、「八戸署警察協力員」という名称で活躍する。

事件や事故の処理で現場近くにある交番勤務の警察官が出動するというケースは多いが、この間に交番を訪れた人の対応は当然ながら出来ない。このため、警察業務に関わらない道案内だとか、諸処の応対にOBの力を借りるという案を県警企画課が考案。警察OBで組織される警友会に「地域安全のため、ボランティアで立ち上がっていただきたい」と打診したところ、警友会もこれを快諾。テストケースとして青森警察署管内と、秋の東北新幹線延伸によって他県からの来訪者が増えると予想される八戸署管内で導入することになった。

青森署では55人、八戸署では16人が自転車盗難防止のためのパトロールや、観光客への道案内の対応に当たる。OBの協力を得て、こうした業務を交番勤務の警察官から切り離すことで業務の低減を図る目的もある。

ただ、今回参加するOBの中には警察署長を務めた経験のある元幹部も多く存在する。頭の上がらないような人が身近にいることで、現職の警官が負担を感じなければ良いのだが。

《石田真一》

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