そのデータは真実ですか!? 大阪のひったくり犯罪数が減少傾向に転じる

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大阪府警は17日、今年6月までに発生したひったくり事件の認知件数が4461件で、昨年の同時期より16.7%減少していたことを明らかにした。ただし、最近のひったくり犯罪は犯人の低年齢化が一気に進んでおり、昨年とは状況が違うとも分析している。

府警が集計したひったくり犯罪の認知件数、つまりは被害の届け出があり、警察側が犯罪の発生を知ることになった件数は4461件で、昨年の同時期よりも実は16.7%減少していた。ただし、これまでは自転車を使った中−高年齢層による犯罪だったものが、機動力の高い原付バイクを使った少年犯罪にスイッチする傾向が目立つ。バッグを奪われまいと抵抗して襲撃されたり、転倒してケガを負うというケースも急増。。

また、少年らの報復を恐れて届け出を行っていないケースもあるのではないかと考えられることから、認知件数の減少が実情に基づいているものなのかは判断しがたい状況でもあるという。

ただ、大阪府警では「ひったくり犯罪ワースト1の汚名を返上する」を目標に、防犯活動を強化しており、これが犯罪発生を抑制させたのではないかという考えもある。ひったくりと同様、認知件数の多い車上荒らしも減少傾向にあり、頻繁なパトロールが効果を出している可能性も高い。

検挙者数のデータが公表されていれば、摘発による抑止効果もハッキリしたのかもしれないが、残念ながらこちらは公表されていない。

《石田真一》

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