「生まれ故郷に戻りたかった」---出所直後にタクシー無賃乗車した男の告白

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茨城県警は18日、東京都国分寺市から茨城県高萩市までタクシーを無賃乗車した33歳の男を詐欺(無賃乗車)の現行犯で前日の17日夜に逮捕していたことを明らかにした。男は府中刑務所を出所し、とりあえず出身地を目指したかったと供述している。

警察の調べによると、この男は17日の午前11時ごろ、東京都国分寺市のJR西国分寺駅付近でタクシーを拾い、支払う現金を持ち合わせていないにもかかわらず、運転手に「茨城県の高萩まで普通の道で行ってくれ」と依頼。途中で「海が見たい」などのリクエストを繰り返し、8時間を要して高萩市まで着いた段階で「実は出所したばかりで金が無い」と運転手に告げたという。運転手が110番通報を行い、男は駆けつけた警察官に引き渡された。

この男はタクシーを拾う直前に刑期を終えて府中刑務所を出所しており、鉄道を使っていれば高萩市まで移動できるだけの額を所持していた。ただ、警察の取調べに対しては「どこにも行くところがないから生まれ故郷を目指した。だけど今はここにも身寄りはない」と供述している。警察では詐欺の現行犯で逮捕しているが、男が刑務所に再び戻りたいがため、被害の少ない範囲で場当たり的な犯行を行った可能性も高いとして、犯行の動機などを追及していく方針。

《石田真一》

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