ラリー気分で砂浜を駆け抜けひき逃げ! 夕涼みの会社員重傷

自動車 社会 社会

21日午後、石川県押水町の千里浜海岸の観光道路「なぎさドライブウェイ」で、砂浜を歩いていた26歳の会社員の後方から走ってきたクルマが接触し、この男性をひき逃げしたまま逃走するという事故が起きた。警察では逃走したクルマの行方を追っている。

事故が起きたのは21日の午後6時30分ごろで、全長8kmの砂浜を開放した観光道路「なぎさドライブウェイ」を歩いていた26歳の会社員が、後方からかなりのスピードを出して走ってきた乗用車にはねられ、右足首を骨折するという重傷を負った。乗用車は会社員に接触しても速度を緩めることなく、そのまま逃走している。警察ではひき逃げ事件と見て、逃げたクルマの行方を追っている。

現場となった観光道路は、天然の砂浜を利用した観光道路で、自然のグラベルを楽しめることから人気が高い。その反面、今回のようにクルマと歩行者が関係する事故は多発している。直線が長く続くコースのため、ラリー的な気分で100km/hを超えた速度で駆け抜ける“走り屋”が現れるようになり、近年それが問題化していた。こうしたクルマがゆっくりと走る観光バスを避けようとして、歩行者や他車に突っ込むという事故も起きている。

現在は海水浴シーズンで海岸が開放されており、夕方の散策を楽しむ観光客も多いことから、こうしたクルマとの共存を模索していた中の事故だけに、これを観光の目玉としている地元には少なからずの衝撃を与えたようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタが米国製3車種を展示へ、日本にない『タンドラ』『ハイランダー』『カムリ』に乗り込める…S耐最終戦
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  4. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る