カリフォルニア州知事が温室ガス削減法案にサイン、業界は対立姿勢だが…

エコカー 燃費

カリフォルニア州のグレイ・デイビス知事が新大気汚染防止法案、俗に言う「温室効果ガス削減法案」にサインしたことで、自動車メーカーからの反発が一気に高まった。

知事は「これでカリフォルニアが地球温暖化に対する世界の最前線に立った」とコメントした。今回の法案の特徴は、新規のガソリン税、自動車税などを作らず、燃費制限や自動車の排気量、サイズの制限も与えず、排出ガスの削減のみを求める点。

しかしビッグ3を始めとする自動車メーカーは早くも「この法案が実現すればカリフォルニア州の人々は小型の自動車しか選択肢がなくなる」とのPR合戦を展開。法的な解決も辞さない方針だ。

しかしアメリカの法関係者は、勝ち目は少ないと予想している。しかもニューヨーク、コロラド、マサチューセッツの3州がすでにこの法案を自州にも導入できないか検討中。

自動車工業会はカリフォルニアで住民投票を行うことも提唱しているが、最近の調査ではカリフォルニア住民の8割が法案に賛成と答えており、自動車メーカーの勝ち目はますます薄い。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る