スーパーSUVの一人勝ち状況は続く
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今年以降も、少なくとも10のブランドでラグジュアリーセダンがSUVに置き換えられる、という動きがある。自動車メーカー側も、SUVは単なるブームではなく、一度この形のクルマに乗った人々が、セダンやクーペ市場に戻る可能性はきわめて少ない、と分析している。
今年リリースのスーパーSUVだけを見ても、ハマー『H2』、ポルシェ『カイエン』、ボルボ『XC90』などがあり、これにメルセデス・ベンツ『G500』、キャデラック『エスカレード』『SRX』、ランドローバー『レンジローバー』、リンカーン『ナビゲーター』、インフィニティ『FX45』、BMW『X5』など、既存のモデルを加えるといかにこの分野が成長しているかがはっきりと分かる。
今後もこの分野での新車発表が相次ぐものと見られており、アメリカのSUVが、ピックアップトラックの台数を除いても普通乗用車の販売台数を抜くのは時間の問題と見られている。
《Sachiko Hijikata, US editor》