【これが次世代カーナビ】将来的にはクルマの全データを支配することになる

自動車 テクノロジー ITS
【これが次世代カーナビ】将来的にはクルマの全データを支配することになる
【これが次世代カーナビ】将来的にはクルマの全データを支配することになる 全 2 枚 拡大写真

「インターネットITS」が目指しているのはHDDカーナビ機能の拡張版ではなく、実際にはもっと複雑なシステムを目指している。自動車メーカーとしての狙いはファイルサーバーへクルマに関する様々なデータを蓄積することにあるようだ。

【画像全2枚】

現在はカーナビ機能や、車上で使うアプリケーションばかりクローズアップされがちだが、クルマの中に高機能なパソコンを持ち込むことで、これよりも柔軟なデータ管理ができるようになるとトヨタの関係者は語る。

将来的にはECUとサーバーを汎用性の高いラインで直結し、エンジンマネジメントなどをサーバー経由で行なえるようにする狙いがある。この場合、燃費の実データはもちろん、エンジンの回転数やアクセル開度などを具体的に記録できるようになる。言うなればDOS/Vパソコンをそのまま積み込んだ状態となるわけだから、レーシングコンピューターとは比較にならない量のサンプルを集めることも可能だ。

運送会社などの事業者では、こうしたデータをクルマからダウンロードすることで運行管理に役立てることができるだろう。業務用のパソコンと親和性が高いというより、パソコンそのもののデータなのだから二次利用も簡単。現在はこうしたアプリケーションを開発する協力会社を募集している段階だという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. ペダル踏み間違えで発生した死亡事故、高齢の被告に実刑判決
  3. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  4. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  5. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る