【飲酒運転高速バス】過去最大!! 75日間の路線休止命令

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国土交通省・中部運輸局は24日、運転手が飲酒運転事故を起こしたJR東海バスに対し、事故を起こしたバスと同じ区間(JR名古屋駅〜JR新宿駅、中央自動車道経由)を走る路線について、8月26日から75日間の運行停止を命じるという厳しい判断を行なった。乗務員の飲酒による処分としては過去最大となる。

この事故は今月7日、JR東海バス「中央ライナー4号」で、JR名古屋駅から新宿駅までの運転を担当する乗務員が飲酒運転を行い、途中のサービスエリア内駐車場で他の駐車車両と接触するという事故を起こしたというもの。事故後に乗務員は酒気帯び運転で検挙されているが、警察の調べでこの乗務員の飲酒量が1.5リットルにも達することがわかり、乗客がEメールで外部に危険を知らせ始めた段階では泥酔状態に近かった可能性が高くなった。同社はこうした経緯を受けて18日付けでこの乗務員を懲戒解雇し、社長以下6人の幹部社員を減給とする自主処分を公表している。

中部運輸局は事故から3日経った今月10日にJR東海バスへの特別監査を行っている。その結果、運行前に酒酔い状態真っ只中だった乗務員の異変について、JR東海バスの運行管理者が全く気づかなかったという点を重視。この部分に落ち度が生じていたとして、点呼体制の強化を命じるとともに、今後40日以内に具体的な改善案を提出するように求めた。

さらに「飲酒運転で乗客の安全に対する信頼性を損ねた」として、事故を起こした便と同じ名古屋〜新宿間の運行を75日間停止するという処分を命じた。同路線は昼夜含めて上下8本が運行されており、同社とJRバス関東が半分ずつ運行している。乗客の利便性を損ねることがないよう、運行停止期間中は8本全てをJRバス関東が担当することになるという。路線免許の変更に時間を要すため、運行停止日は8月26日からと決まった。

路線バスの乗務員が飲酒運転を行い、会社として路線運行停止の処分を受けた例は過去にもあるが、これまでの最高記録は60日間で、今回の75日間は最も厳しいものとなる。背景には改正道路交通法の施行によって飲酒運転の罰則が厳しくなったことがある。今回はスピードの速い高速バスで行なわれ、さらには乗客自身が乗務員に危険を指摘しており、これが厳しい処分の決定打となったらしい。

《石田真一》

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