無免許発覚を恐れ踏切に進入? 列車に激突、2人即死

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28日早朝、覆面パトカーの追跡を受けていた2人乗りのワゴン車がJR東海道本線の踏切へ強引に進入し、通過する寝台特急列車と激突するという事故が起きた。この事故でワゴン車に乗っていた2人の男が即死している。

列車との事故が起きたのは28日の午前5時50分ごろだが、これよりも20分前の同日5時30分ごろ、彦根市内の銭湯駐車場で、エンジンを掛けっぱなしの状態で停車している不審なワゴン車を滋賀県警・交通機動捜査隊の捜査員が発見、職務質問しようと近寄った。ワゴン車の中には若い男2人が寝ていたが、捜査員が「免許証を見せてください」と言ったところ、突然逃走を開始した。

捜査員が乗っていた覆面パトカーに戻り、すぐさま追跡を開始したが、ワゴン車は猛スピードで住宅街を縦横無尽に逃走。捜査員がクルマを視界から見失った直後、前方から大音響が響いたという。パトカーが現場に到着した際には、大破した状態のワゴン車が踏切手前まで弾き飛ばされた状態で止まっており、乗っていた2人は即死状態だった。

警察で2人の身元を調べたところ、大阪府豊中市在住の20歳男性と、同箕面市在住の19歳男性と判明したが、この2人は当時免許を所持しておらず無免許状態だった。警察では無免許運転の発覚を恐れて逃走した可能性が高いと見ているが、ワゴン車が所有者が誰だったのかを含め、さらに詳しく捜査を続けていく方針。

《石田真一》

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