三菱自動車/ラリーアートは29日、来る8月8日−11日に開催される世界ラリー選手権(WRC)第9戦フィンランドラリーから、『ランサーエボリューションWRC』を改良したワールドラリーカー『ランサーエボリューションWRC2』を投入すると発表した。
三菱は、2001年10月にそれまでのランサーエボリューション・グループA仕様に代えて初のワールドラリーカーをWRCに投入した。今季は「マールボロ三菱ラリーアート」にフランソワ・デルクールとアリスター・マクレーの両ドライバーで選手権を戦っている。
今回投入される「WRC2」は、01年サンレモラリーから投入した「WRC1」に実戦で得られたデータを基に改良を施し、同時にドライバーの運転特性と車両の挙動変化とのマッチングが図られ、総合戦闘力が向上したという。
なおフィンランドラリーにはデルクール、マクレーの2人に加え、第3ドライバーとしてヤニ・パーソネンを出場させる。