外国人強盗犯と警察官、包丁と拳銃で威嚇しあい発砲

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29日未明、愛知県豊橋市で「何者かがスーパーの事務所に侵入したようだ」と警備会社から通報を受けて出動した警察官が、犯人と鉢合わせするという事件が起きた。犯人は包丁を見せて威嚇し、その後クルマで逃走しようとしたため、警官がタイヤに向かって2発を発砲した。警官が逃走車のナンバーを記憶していたため、事件から数時間後にブラジル国籍の男2人を建造物侵入と事後強盗、公務執行妨害の疑いで緊急逮捕している。

警察の調べによると事件が起きたのは29日の午前1時30分ごろで、豊橋市内の警備会社から「スーパーの事務室付近で侵入異常を知らせる警報がなった」との110番通報があった。通報を受けた豊橋署の警察官が現場に急行すると、スーパーの屋根から包丁を持った男が目の前に飛び降りてきて、警官と鉢合わせするような状態になった。男は包丁を見せながら威嚇したため、54歳の巡査部長が拳銃を引き抜き包丁を捨てないと撃つぞ」と警告した。

男はなおも威嚇しながら仲間の運転するクルマに飛び乗ったため、巡査部長は「逃げると撃つぞ」とさらに警告。止まる様子がないため、クルマの前輪と後輪めがけ1発ずつ、計2発を発砲している。クルマはタイヤがパンクしたが、そのまま走り去っていったため、巡査部長は覚えていた容疑車両のナンバーを連絡。県警は県下に一斉の緊急手配を掛けた結果、事件から数時間後に容疑車両を保有するブラジル国籍の男2人を割り出し、自宅付近で緊急逮捕している。

愛知県警では今回の発砲について「こうした強盗事件で実際に警察官が負傷している事例もあり、闘争防止のためには発砲も止むを得ないと考える。今回は必要な警告も行なっており、凶器を示すなど凶悪な案件でもあり発砲は適性だった」というコメントを出した。

《石田真一》

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