【飲酒運転高速バス】反則金だけでは許してあげない---警察が激辛判断

自動車 社会 社会

山梨県警は30日、今月7日に飲酒運転による接触事故を起こしたJR東海バスの元運転手を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で甲府地検に書類送検したことを明らかにした。県警は事故当日に反則キップを交付しているが、その後の取り調べてで事故当時の飲酒量が過大であることが明らかになったため、公判請求を視野に入れて書類送検を行なうことを決めたという。

この事故は今月7日、名古屋から新宿を目指して走行していたJR東海の路線高速バス「中央ライナー4号」が、山梨県上野原町の談合坂サービスエリア内で駐車中の他車と接触する事故を起こしたもの。運転していたドライバーからは呼気1リットル中0.35ミリグラムのアルコールが検出され、酒気帯び運転で検挙された。

その後の取調べで、この運転手が事故を起こすまでに1リットルを超える飲酒を行なっていたことや、「酎ハイはジュースみたいなものだから暑いときに飲むとうまい」などと繰り返したこと。そして他の乗務の際にも飲酒をしながら運転していたことをほのめかすなど、悪質な常習性が確認された。このため、当初予定していた区検への簡易送致ではなく、地検へ書類送致することを決めたという。これにより、運転手本人へは反則金だけでなく、何らかの刑事的処罰も行われる可能性が高くなった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  4. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  5. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る