スーパー・キャデラック、『シエン』の生産は無期延期---開発資金不足

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スーパー・キャデラック、『シエン』の生産は無期延期---開発資金不足
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BMW、メルセデスベンツなどの顧客をも取り込める新しいデザインのキャデラックとして注目されていた『シエン』の生産が延期されることになった。シエンはミッドエンジン、V12、2シータースポーツカーで、キャデラックファミリーに新しいイメージをもたらすものとして期待がかけられていたのだが、開発資金不足からとりあえず生産、市販の無期延期が決定された。

シエンは2002年のデトロイトオートショーで数々の自動車雑誌から「ベストコンセプトカー」の称号を得て、GMも市販化にかなり乗り気だと言われていた。しかし開発コストがかかる上に、予想される市販価格は20万ドル(約2400万円)と言われ、購買層があるのかどうかにも疑問を持たれた。

結局社内協議の結果、現時点での生産が見送られることになった。ただしGM首脳部はシエン・プロジェクトが完全に廃棄されたのではなく、あくまで延期であることを強調している。GMでは今後フォードのシェルビイチームとの一部提携も前提に、キャデラックパーツを流用したシャーシビルダーを募る可能性が高い。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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