乗用車の時代が戻ってくる予感---SUV、ミニバンの流行は下火に

自動車 社会 社会
乗用車の時代が戻ってくる予感---SUV、ミニバンの流行は下火に
乗用車の時代が戻ってくる予感---SUV、ミニバンの流行は下火に 全 1 枚 拡大写真

アメリカでは10年来のSUV人気が続いているが、自動車アナリストらの間では乗用車の売り上げ低迷がそろそろ底をうった、との見方が強まっている。ここでいう乗用車とはSUV、ミニバンなどをのぞくセダン、エステート、クーペなどのこと。

70年代のオイルショック時と同様、ガソリン価格の値上げがSUVブームに歯止めをかけつつあり、環境問題に配慮した低燃費、低排気の乗用車にブームが訪れる可能性は小さくない、という。自動車業界内でも意見は分かれているが、クライスラー、GMは、今後エントリーモデルを含めた乗用車の開発に力を入れることを明らかにしている。

また、自動車業界にとって利益幅の高いドル箱であったSUVに旨味が感じられなくなりつつある、というのも乗用車復活の理由のひとつ。日本メーカーがSUVやミニバンの分野に乗り出して以来、ビッグ3の利幅は狭まっているという。

一方でアメリカ国内の乗用車シェアは、ビッグ3合計で約半分にまで落ち込んでおり、シェアの回復の意味も込めて、今後ビッグ3が乗用車分野に力を入れてくる可能性は充分考えられる。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  2. トヨタが米国製3車種を展示へ、日本にない『タンドラ』『ハイランダー』『カムリ』に乗り込める…S耐最終戦
  3. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  4. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  5. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る