トヨタ自動車が、最大で1500億円の社債を発行することを検討していることが明らかになった。国内企業の社債では、抜群の信用力のあるトヨタが、社債を発行するのは4年ぶり。低金利で資金を集め、今後投資額の増加が見込まれる燃料電池自動車やハイブリッドカーの開発に活用する。
トヨタの現在の格付けはムーディーズがAa1と上から2番目で、国債よりも高く、利率は低く抑えられる予定。期間は10年ものの社債となる見込みで、今週にも募集を開始する予定だ。
トヨタが社債を発行するのは1998年以来、6度目。低金利を活用して調達コストの安い資金を大量に集めて、自動車メーカーの大きな投資負担となる環境技術に活用する方針。