【第3者機関集中審議その2の11】永久有料は間違い---委員がメディア批判

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審議では、“高速道路、永久有料へ”と報じたメディア各社に委員から批判的な声があがった。

猪瀬委員は「今の仕組みは50年後に無料解放すると言うが、それは建設がすべて終わってからの話。仮に建設にあと20年かかると、70年後になる。今いる関係者誰も生きておらず、検証すらできない。詐欺的だ」とした。

そのうえで、新会社は債務の償還にメドがついた時点で「料金を限りなくゼロに近づけられる。永久有料との報道は、今の公団をイメージしたものではないか」と指摘した。川本裕子委員も「世の中に永久なんてことはない」と同調した。

確かに、無料にしても維持管理には税金がかかるわけで、委員は「普通の道路を乗車券だとしたら、高速は特急券。早く着くのだから、それなりに料金を負担しても良いのでは」(猪瀬委員)という見解だ。今井委員長は「永久有料という言葉は使わないことにしましょう」と締めくくった。

《編集部》

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