日産自動車の7月の実績は国内生産、国内販売、輸出、海外生産が全て前年水準を上回った。日産の全指標がプラスとなるのはこれで4カ月連続。国内市場の低迷により7月は大手5社のうち4社の国内販売がマイナスとなるなか日産だけが『マーチ』『エルグランド』『モコ』といった新型車効果を享受したかたちだ。
日産の国内販売は登録車が前年同月にくらべ2.9%増の7万4599台と4ヶ月連続の増加となった。スズキからのOEM車である軽乗用車「モコ」の販売台数5510台を加えると8万110台となり同10.5%増と2ケタの増加となった。輸出も欧米、アジア向けが増加し15.8%増の5万7555台と6カ月連続で増えた。
国内販売、輸出ともに好調だったことから国内生産は13.4%増の13万902台となった。海外生産は『アルティマ』の販売好調な米国が53%増となったが欧州が減少し、1.9%増の8万6542台にとどまった。
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