【新聞ウォッチ】中国市場で出遅れのトヨタも巻き返しへ、第一汽車との提携調印

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【新聞ウォッチ】中国市場で出遅れのトヨタも巻き返しへ、第一汽車との提携調印
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年8月30日付

●トヨタ・第一汽車提携、中国の車市場火ぶた、日米欧、合弁で拠点(朝日・12面)

●「情報車」で火花、ホンダ参戦、三つどもえ、各社販売増加へ期待、消費者カーナビで十分(朝日・12面)

●自工会まとめ、7月の自動車生産2カ月ぶり増加(毎日・8面)

●道路民営化推進委きょう中間報告、「最終的には上場」追加(産経・1面)

●2歳の女児を車に放置死亡させる、忘れたまま勤務、愛媛の学校職員(産経・31面)

●燃料電池車水素は自前、経産省内に供給施設(東京・30面)

●日産、「アベニール」を一部改良し発売(東京・6面)

●デンソー、来年度カーエアコン19%増産を計画(日経・11面)

●ガソリンスタンド淘汰の波(上)小型店追い込み「セルフ」(日経・15面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が中国最大手の自動車メーカー、第一汽車との提携に最終合意した。29日北京で、張富士夫社長をはじめ、前日自動車向けの新情報サービス「G-BOOK」の発表会見後に北京入りした中国担当の豊田章男常務らが出席し、協議書に調印した。

きょうの各紙が「出遅れ感のあったトヨタが巻き返しに動くことで、外資をまじえたシェア獲得競争が本格化する」(朝日)などと報じている。張社長も「中国の市場はケタ違いに大きく、発展性を秘める。技術、ヒト、資金の経営資源をできるだけ投入し、優先的に事業を進める」(日経)と強調。トヨタと第一汽車の新工場は天津市に建設される予定で、2010年には年40万台の生産・販売を目指すという。

ただ、今後の課題は、トヨタ式の徹底した生産管理とともに「販売網の整備も重要」(毎日)で、現在交渉を進めている第一汽車と合弁の販売会社設立がカギとなるだろう。

《福田俊之》

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