ベルギーGPでの勝利により、シーズン最多勝記録を10に伸ばしたミハエル・シューマッハ。フェラーリの連続表彰台も50戦連続となり、「ポール&ファステストラップ&優勝」のハットトリック達成もジム・クラークの11回に並んだ。これ以上敗るべき記録は存在しないかのようにも見えるが、実はまだいくつか存在していた。
まずはポールポジション獲得数。記録保持者のアイルトン・セナは65(シューマッハ48)。同一グランプリでの連続勝利はアイルトン・セナがモナコで5年連続という記録を達成。ポール・トゥ・フィニッシュはセナが29回(シューマッハ24回)。連続優勝数では1953年アルベルト・アスカリが9戦連続を達成している(シューマッハ6戦)。
ベルギーGPでポールポジションを獲得し、これでF1を開催する全てのサーキットでポールと優勝を飾ったことになるシューマッハ。昨年モンツァでのイタリアGPは4位に終わったが、今年は少なくともそれ以降続いている連続表彰台獲得16戦の記録を、真っ赤に染められたスタンドの前で達成することになるだろう。