【新聞ウォッチ】日本の二輪車メーカー、ベトナムでの現地生産中止へ

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年9月17日付

●地球温暖化で毎日本社調査「生活に影響」74%(毎日・1面)

●独誌報道、三菱自工から分社するトラック・バス新会社社長、ダイムラーから起用(毎日・8面)

●ホンダ、ヤマハ、スズキ、二輪車の現地生産、ベトナムは中止へ(読売・17面)

●F1佐藤琢磨、来季はどこで走るのか(読売・23面)

●トヨタ、愛知に福祉車両展示場「ハートフルプラザ」を開業(日経・11面)

●ディーゼル車規制、環境保全へ自治体連携(日経・29面)

ひとくちコメント

ベトナムで現地生産している日本の二輪車メーカーが操業停止に追い込まれる情勢だ。ベトナム政府が「国内産業育成」を理由に厳しい部品輸入枠を設定したためで、ホンダは今年の部品輸入割当枠である28万台を月内にも使い果たす。

先週、現地のラオドン紙(10日付)が第一報を伝えたのを受け、13日には毎日などが「ホンダ、現地生産危機」などと報じた。きょうは読売がホンダ以外にも、ベトナムで現地生産しているヤマハ発動機、スズキも生産中止に追い込まれる可能性が高いと詳しく報じている。部品輸入割当枠はヤマハが5万台、スズキが3万5000台だが、この2社も来月末までに生産ができなくなるという。

二国間の国際問題では歴史的な日朝首脳会談の行方が最大の関心事だが、日本の二輪車メーカーにとっては、規制措置を強化するベトナム政府の動きのほうが気掛かりだろう。

《福田俊之》

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