日本自動車工業会は19日、ベトナム政府による二輪車用部品の輸入規制を撤回するよう求める要望書を経済産業省に提出した。「一方的な通告で規制を実施することは国際的商慣行の照らして不適切」とし政府間協議を通じた早期解決を求めた。
ベトナム政府は今月4日から二輪車用部品の輸入規制を突然実施、割り当て枠をすでに使いきったホンダは18日から工場の生産を停止した。自工会によるとヤマハ発動機、スズキも来月末にかけて生産を停止せざるを得ない状況という。このままでは販売機会の損失による影響が3社合わせて331億円、33万5000台にのぼる。また工場停止が長引けば2万人を超える現地の雇用に影響すると懸念している。