禁断の領域にメス---日産ディーゼル、2005年には有利子負債を大幅削減

自動車 ビジネス 企業動向

日産ディーゼル工業は24日、2003年度から05年度までの新中期経営計画を発表した。最大の懸案事項であるグループ有利子負債は2005年度末に2500億円に削減する。

同社のグループ有利子負債は、2001年度末時点で4169億円となっている。着実に削減してきたが、販売金融分の負債には手をつけてこなかった。今回発表した新中計では1350億円にのぼる販売金融分にもメスを入れることで大幅な負債削減を図る。

具体的には販売会社の自社割賦を減らしていくほか、売掛期間の短縮を図る。さらに販売金融子会社の売却も検討する。トラック販売は顧客の都合に合わせ販売会社が自社割賦を設定するのが通例だったが、割賦基準が甘くなる面があり、販社にとっては負債を抱える要因にもなってきた。

国内トラック市場は景気回復の遅れから低迷が続いているため、同社では中国ビジネスが今後の有望株とみているが、まずは有利子負債削減計画の着実な実施が不可欠となる。

●東京モーターショー(商用車)開幕間近!! コンパニオンはモーターショーの華! メールマガジン「デイリーニュースランキング」では「Today's オートガール」をお届けしています。オートアスキーが蓄積した写真蔵から選んだ美少女の画像URLです。---

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  2. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  5. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る