禁断の領域にメス---日産ディーゼル、2005年には有利子負債を大幅削減

自動車 ビジネス 企業動向

日産ディーゼル工業は24日、2003年度から05年度までの新中期経営計画を発表した。最大の懸案事項であるグループ有利子負債は2005年度末に2500億円に削減する。

同社のグループ有利子負債は、2001年度末時点で4169億円となっている。着実に削減してきたが、販売金融分の負債には手をつけてこなかった。今回発表した新中計では1350億円にのぼる販売金融分にもメスを入れることで大幅な負債削減を図る。

具体的には販売会社の自社割賦を減らしていくほか、売掛期間の短縮を図る。さらに販売金融子会社の売却も検討する。トラック販売は顧客の都合に合わせ販売会社が自社割賦を設定するのが通例だったが、割賦基準が甘くなる面があり、販社にとっては負債を抱える要因にもなってきた。

国内トラック市場は景気回復の遅れから低迷が続いているため、同社では中国ビジネスが今後の有望株とみているが、まずは有利子負債削減計画の着実な実施が不可欠となる。

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《編集部》

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