ヒュンダイモータージャパンは2日、新型コンパクトカーの『TB』(ティー・ビー)を日本市場において発表・発売した。「TB」は“Think Basic”という開発コンセプトの頭文字。クルマの基本性能である実用性、快適性、安全性を重視した、ヒュンダイの世界戦略車だ。
日本に導入されるのは1.3リットルエンジン、5ドアハッチバック・ボディ、右ハンドル。価格は「1.3L」の89万8000円から「1.3GLS」の109万8000円まで。無駄な装飾を省くことでこの価格を実現したとメーカーはいうが、デザイン的に貧相なところはなく、メーカーが意図する「流行で判断しない自分の価値観をもった」ターゲットにはジャストフィット。
月販目標は300台、年内に1000台を目標とする。激選区に投入されるわけだが、開発責任者のジョン・サムキ・ジェネラルマネージャーは日本のことわざを引き合いに出して「可愛い子には旅をさせろ」と、日本市場での健闘を期待する。
TBはヨーロッパ、アジアを中心に年間30万台以上の販売目標を掲げる世界戦略車であり、たとえば安全基準ではユーロNCAP★★★★を獲得、コンパクトカー最高レベルの安全性を達成している。