【新聞ウォッチ】トヨタ労組がベア要求見送りも検討、来年以降の春闘に影響

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【新聞ウォッチ】トヨタ労組がベア要求見送りも検討、来年以降の春闘に影響
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日読売毎日産経東京日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年10月7日付

●トヨタ労組、ベア要求見送りも視野、春闘方針転換(産経・2面)

●オートバイ世界選手権パシフィックGP、バロス今季初優勝(産経・23面)

●日野自動車、トラック車台削減、2005年メド、200種から70種に(日経・13面)

●扶桑レクセル、出入庫の時間半分の立体駐車場開発(日経・13面)

●オピニオン、本末転倒した高速道路論議、木村良樹・和歌山県知事(毎日・5面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の労組が来年度の春闘交渉での運動方針を、ベア要求の見送りも視野に入れた方向に転換することが明らかになった。5日豊田市内で開かれた定期大会で決定したものだが、東京が6日付朝刊で報じたのをきょうは産経が取り上げている。

ベア要求については「毎年要求するべきだ」としてきた従来の姿勢を変更。「年々で取り組みの濃淡を示す運動への転換を図る」と明記している。日本経団連の会長でもある奥田碩トヨタ会長は「ベア要求」に否定的で、今年の春闘では最高益を上げながらも「ベアゼロ」を貫いたり、「組合費が高過ぎる」などと労組の意識改革を求める発言が目立つ。

一方で減速経済下での労組の役割も問われており、相場のリード役とされているトヨタ労組の方針転換は、来年度以降の春闘に大きな影響を与えることは間違いない。

《福田俊之》

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