【新型トヨタ『サーフ』発表】良い意味のカジュアル---オンロードなら『プラド』にも負けない

自動車 ニューモデル 新型車
【新型トヨタ『サーフ』発表】良い意味のカジュアル---オンロードなら『プラド』にも負けない
【新型トヨタ『サーフ』発表】良い意味のカジュアル---オンロードなら『プラド』にも負けない 全 1 枚 拡大写真

元々は違うルーツを持つ『ランドクルーザー・プラド』と『ハイラックス・サーフ』だが、今回のモデルチェンジでは同じプラットフォームを採用した。搭載されるエンジンも全く同じラインナップだが、その差異はどこに現れているのか。

これについてトヨタの第3開発センターでハイラックスのエンジンや足回りを担当する大澤洋さんは「プラドは重厚。ハイラックスには良い意味でのカジュアルさがある」と協調する。パワートレインも同一だが、ハイラックスの足回りはオンロード走行をより重視しており、プラドのように「傾斜地も含む道無き所をひたすら走り抜ける」のではなく、「運悪くラフロードに迷い込んでしまっても何とかなる」ことをテーマにしているようだ。

「両車は同じパワートレインですが、用途も違えば、ターゲットとするお客様の層も違います。ハイラックスは若年層向きであり、レジャー志向の強いクルマです。したがって想定する悪路の基準も違います。ただし、オンロード性能ではプラドを上回っている点があるとも自負しています」と語る大澤さんが自慢するのは新開発のショックアブソーバー。

「X-REAS」(エックス・リアス)と呼ばれるサスペンションがそれで、トップグレードの「SSR-G」に標準装着される。ガスコントロールされるショックアブソーバーの連携を左前輪と右後輪、右前輪と左後輪というように対角線上に配置。前後左右に掛かる力を最適に分配することによって、旋回性能を高めている。

「電子制御のエアサスを採用したプラドとは異なるアプローチですが、しなやかにカーブを曲がるという目標は一緒でした」とのこと。そしてこの部分が隠された自慢でもあるという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  2. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  3. レクサス『RX』米2026年モデルに「アピアランスパッケージ」新設定
  4. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  5. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る