【新型トヨタ『プラド』発表】盗難防止対策は『セルシオ』を超えた!!

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【新型トヨタ『プラド』発表】盗難防止対策は『セルシオ』を超えた!!
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今、新型の『ランドクルーザー』シリーズにユーザーから最も強く求められている機能。それは動力性能の向上でも快適装備の充実でもなく、盗難防止を含めたセキュリティシステムだろう。今月2日にはランドクルーザーを盗もうとしていた窃盗団と見られるグループが、阻止しようとした所有者の妻をひき殺すという事故も起きている。

急増する盗難にメーカーとしてどう対処するのか。『ランドクルーザー・プラド』の開発責任者である第3開発センターの星邦洋主査は「イモビライザーシステムの充実」を真っ先に掲げる。

「今回のプラドには、『セルシオ』などで実績のあるID認証式イモビライザーをさらに改良したシステムが装備してあります」と星さんは語る。セルシオで導入されたID認証式とは、キー自体のチップに含まれた固有番号(ID)に加え、乱数によるコードをエンジン停止時にキー側へ送信。再始動時にそれが合致しないとエンジンがかからないというシステムだ。今回はこれを改良し、さらには警報システムも組み合わせた。

「最高レベルの極秘事項であり、具体的に“どこ”とは言えないのですが、不正な手段でドアを開けた際、大音響で鳴り響くセキュリティアラームを組み込んであります。通常の手段では手が届かないところに本体装置があり、これを物理的に止めることは不可能です。この点ではランクル100よりも高度なものを採用しております」

さらにはディーラーオプションとして「侵入センサー」と、バッテリーで単体動作する「セルフパワーサイレン」も用意している。「盗難防止対策をこれほど充実させるのはトヨタとしても過去に例が無かった」と星主査は苦々しい表情だ。

《石田真一》

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