バスを路上駐車し、放置したまま飲み歩き---空港シャトルバス飲酒運転

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千葉県警は8日、今月5日に酒気帯び運転で逮捕された千葉観光のバス運転手が飲酒を行ったのは自宅近くではなく、都内であったことを明らかにした。成田空港から東京都内のホテルに乗客を送迎後、車庫に戻らずそのまま転々と飲み歩いていたという。

これは今月5日、東関東自動車道を成田空港に向けて走行していた千葉観光バスの運転手が「飲酒運転を行っている」と、複数の乗客からJHの料金所係員に申告があったことで発覚した。警察がアルコール量の検査を行ったところ、呼気1リットル中0.25ミリグラムのアルコールを検出したため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕したもの。

当初この運転手は「自宅近くの(千葉県)富里町の居酒屋で飲み、その後に会社の仮眠所に戻った」と供述していた。しかし、その後の調べで「前夜に勤務を終えた後、東京都港区内の国道1号線に大型バスを路上駐車したまま飲み歩いていた」という内容の自供を行い、先の供述を覆したという。自供による飲酒量はビール2本とカクテル6杯で、午後9時ごろから午前2時まで飲み、その後はバスの車内で仮眠を取っていたらしい。

千葉観光の規定では都内に送迎を行った後、バスを空車のまま営業所に回送することになっており、翌朝から勤務の場合はそのまま会社の仮眠所で休むことになっている。だが、この運転手はバスを車庫に戻しても会社のチェックが入らないことを逆手にとり、都内で時間を潰していたようだ。

会社はこの運転手を懲戒解雇する方向で調整を続けているが、管理体制の杜撰さが事件を起こしたとも考えられる。

《石田真一》

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