スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕

スバル『レガシィ』の最終車両がラインオフ
スバル『レガシィ』の最終車両がラインオフ全 8 枚

スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ(SIA)は、スバル『レガシィ』の最終車両がラインオフしたと発表した。

【画像】スバル『レガシィ』

マグネタイトグレーのリミテッドグレードが、生産ラインから送り出され、36年間にわたる米国での生産の歴史に幕を下ろした。

レガシィは1989年9月11日にデビューし、スバル初の米国製造車両となった歴史的なモデルだ。アメリカ市場向けに設計された中型セダンとワゴンで、競争力のある新時代を切り開いた。レガシィワゴンは後にスバル『アウトバック』の基礎となった。

米国で販売されたレガシィは全てSIAで組み立てられ、7世代にわたって約140万台が販売された。スバルで最も長く続いたモデルラインだったが、乗用車からSUVやクロスオーバー車への市場シフト、そしてスバルの電動化・完全電気自動車への移行戦略により生産終了となった。

SIAのスコット・ブランド社長兼最高執行責任者は「会社と従業員にとって複雑な気持ちの瞬間だ。重要な歴史の一章が閉じられたが、すでに新しいページをめくり始めている」とコメントした。

レガシィ生産終了の約3週間後にはアウトバックの米国生産も終了予定だ。これらの変更により、SIAは10月から『フォレスター』の米国生産を開始し、春には「フォレスター・ハイブリッド」の生産も始める。

SIAは日本以外でスバル唯一の製造拠点で、現在『アセント』、『クロストレック』、アウトバックを組み立てている。北米で販売されるスバル車の約半数を生産し、11月には通算800万台目の車両生産を予定している。

《森脇稔》

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