【新型トヨタ『カルディナ』発表】デザイナーズトーク…もはやカルディナではない!

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【新型トヨタ『カルディナ』発表】デザイナーズトーク…もはやカルディナではない!
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去る4日、新型トヨタ『カルディナ』の開発デザイナーが自分達の思いのたけを一般ユーザーに向けて語る「デザイナーズトーク」が、東京臨海副都心のトヨタMEGAWEBスタジオで開催された。ユーザーにとってもデザイン開発の内側をのぞけるいい機会だった。

司会は、トヨタ第22デザイン室の沖勝之室長と駒村多恵。パネリストは壁谷重一(全体まとめ、トヨタ/第22デザイン室)、永渕利行(エクステリア・オリジナル案、テクノアートリサーチ)、鈴木宏昭(エクステリアまとめ、トヨタ/第22デザイン室)、大場豪(インテリアまとめ、トヨタ/第12デザイン室)、田中彰(カラー、トヨタ/デザイン開発室)の各デザイナー。永渕デザイナーの所属するテクノアートリサーチはトヨタ自動車系列のデザイン開発会社だ。

まず壁谷チーフが新型のカルディナの商品企画、ポジショニングを説明する。伝統的パッケージング/革新的パッケージング、パーソナル・ユース/ファミリー・ユースの2軸のマトリックスを使うと先代は中央、ややファミリー寄りにありました。新型はパーソナルで革新的パッケージな企画になっています」。つまりスペシャリティなのだ。

その理由は、「トヨタとして若いユーザーを取り込みたいというねらいがあります。実用的なワゴン/バンはほかの車種でカバーできるようになったので、ポジショニングが移動しました」とのこと。先代カルディナとは別のクルマになってしまったようだが、壁谷チーフも半ば認める。「カルディナのモデルチェンジとして開発は始まったのですが、デザイナーの間ではそのうち『カルディナ』の名前じゃなくてもいいよね、といった雰囲気になりました」

壁谷チーフによれば、積載量といった機能性は先代並みかそれ以上に確保されているので、先代カルディナとしての使い方はできるということだ。

《高木啓》

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