トヨタ、豊田自動織機、ポーランドにディーゼルエンジン工場

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車と豊田自動織機は16日、ポーランドにディーゼルエンジンの生産会社「トヨタ・モーター・インダストリーズ・ポーランド」を今月末に共同出資で設立すると発表した。英国やトルコで生産している『カローラ』『アベンシス』に搭載する2.0リットルクラスのディーゼルエンジンを2005年から年間12万基生産する。

新会社はポーランド第4の都市、ドルノシロンスケ県ブロツワフ市から南東に25kmのイェルチ・ラスコビツェ市に設立する。従来、2.0リットルクラスのディーゼルは豊田織機が生産し日本から供給していた。しかし欧州でのディーゼル車需要の高まりに対応し現地生産化する。

トヨタは4月から欧州生産車向けのマニュアル・トランスミッションをポーランドで生産している。また2004年からは、トヨタとPSAプジョー-シトロエンがチェコの合弁工場で05年から生産開始する新型車用の、ガソリンエンジンとマニュアル・トランスミッションも同国で生産する。トヨタはポーランドに完成車工場こそ持たないものの、欧州戦略に欠かせないディーゼルエンジンの生産を行うことで、欧州の重要な生産拠点の一つとなりそうだ。

●株式市場のチェック漏れはありませんか。メールマガジン「デイリーニュースランキング」では、毎日、自動車業界の株価の動向をウォッチングしています。ぜひ読者登録を。---

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る