【新型トヨタ『プラド』発表】デザイントーク---インスピレーションは一瞬に

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【新型トヨタ『プラド』発表】デザイントーク---インスピレーションは一瞬に
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新型プラドのエクステリア・デザインを担当したトヨタ第1開発センター・第1デザイン部・第12プロダクトデザイン室の細田育英担当員は、「デザイナーが新しいアイデアを思いつくとき、それは突然やってくる。」と語る。

アイデアを思いつく場所は「移動する新幹線の中であったり、サウナでやる人もいる。しかし、僕の場合、喫茶店がいちばん落ち着きますね」と細田担当員。「おばちゃんの嫁姑話や、高校生のだるい話などが聞こえてきて結構にぎやかなのだが、それらがふっと聞こえなくなって集中できたとき、良いアイデアが浮かんでくる。インスピレーションは一瞬にしてやってくる」という。

カーデザイン開発は、一般的に数段階の競作を通して進められる。今回のランドクルーザー・プラドの場合、初期アイデア段階では、トヨタ本社デザイン部、トヨタのヨーロッパにおけるデザイン開発拠点であるED2(イー・ディー・スクエア)、トヨタ系デザイン会社のテクノアートリサーチ、トヨタ系車体メーカーのアラコが参加。

トヨタ本社からは細田担当員、ED2からはランス・スコット・シニアデザイナーが参加。細田担当員によると、「ランスはそのとき対抗案を出す上で敵対する相手。廊下ですれ違っても挨拶できないほど火花を散らしていましたね」と当時を振り返る。しかしコンペではスコット・シニアデザイナーのアイデアが採用された。細田担当員は「負けた時点からランスさんのしもべとなって働いた」という。

こうした世界的な競作に対して、ED2のスコット・シニアデザイナーは、「日本の文化を学ぶことができ、逆にヨーロッパの優れたところを輸出できるのが良い。ゆえにランドクルーザー・プラドはクロスカルチュラルなクルマに仕上がっている」と語る。

《レスポンス編集部》

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