【三菱『コルト』誕生】小型車は携帯電話と同じ---付加価値をどこに求めるか

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱『コルト』誕生】小型車は携帯電話と同じ---付加価値をどこに求めるか
【三菱『コルト』誕生】小型車は携帯電話と同じ---付加価値をどこに求めるか 全 3 枚 拡大写真

三菱『コルト』は日本メーカーの世界戦略小型車としては最後発になる。遅れて出てきたヤツにはそれなりの期待がつきまとうのは世の常だが、コルトはその点を世の中にどうアピールしていくのか。コルトの商品広報を担当する関野政之さんに尋ねてみた。

「小型車というか、今のクルマというのはこれと同じだと思うんです」と、ネックストラップにつなげた携帯電話を示す関野さん。

「どのクルマでも走る、曲がる、止まるという基本的な機能は揃っています。それは当然なのですが、そこに付加価値を上乗せしたことで新しい商品になる。携帯電話も“電話をかける”という部分は一緒ですが、NTTドコモのiモードはメール機能、Jフォンの写メールはカメラを搭載したこと、auのCDMAは高音質と高速度の通信スピード、それぞれ特長といえる付加価値をつけました。それぞれの特長を作ることで新しい商品として成立させています」と説明する。

「コルトもこれと同じです。他社の小型車にない付加価値として“ちょっとだけ高級”をテーマにしています。小型車だけど安っぽくない。車体が小さいだけで、それ以外には妥協がない。ここはメーカーとしての最大のアピールポイントです。小さい=安い、小さいから安っぽくて良いとしている他社とはそれだけで一線を画すと思います」

ユーザーとして仮定する年齢層。これを他社のコンパクトカーに比べ、ほんの少しだけ上に設定しているという。これも高級感をアピールするひとつの理由とのこと。クルマを道具としてアピールすることはすでに他社がやっており、そこにコルトをあえて入れることは避けたかったようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  2. フィアット『デュカト』2台をひとつに、キャンピングカー製造を効率化…独キャラバンサロン2025
  3. スズキ『アルトラパン』が10年目のビッグマイチェン! 開発者が語る「長く愛される理由」と、それでもデザインを大刷新したワケ
  4. VW『T-Roc』新型、全車マイルドハイブリッドに…全長120mm拡大で快適性向上
  5. 極限の軽量ホイール革命!レイズ ボルクレーシング『CE28N-plus SL』が示す究極の走行性能PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る