ハイドロプレーニングでコントロール不能? ---関越道で5人死傷

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25日午前、埼玉県児玉町内の関越自動車道上り線で、猛スピードで走ってきた乗用車がスリップしてコントロールを失い、道路左側の金属製ガードロープに突っ込んで大破した。この事故でクルマに乗っていた5人のうち、運転者を除く4人が即死している。

埼玉県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは25日の午前7時30分ごろとみられる。男性5人の乗った乗用車が濡れた路面でスリップしてスピン、道路左側に設置されていた金属製ガードロープに後部から突っ込んだ。衝突時の速度が速かったためか、クルマはガードロープによってボディが切断された形となり、後部座席に乗っていた17歳の少年3人と助手席に乗っていた19歳の少年1人が即死の状態。運転していた20歳の男性も全身を強く打って重体となっている。

現場付近は当時かなり強い雨が降っており、最高速度は80km/hに制限されていた。事故直前、このクルマは時速130km/hを超える速度で走っていたとみられるが、現場にブレーキ痕などが無いことから、濡れた路面でハイドロプレーニング現象が起こり、コントロールを失っているうちに金属製ロープに激突したものとみられる。

事故を起こしたクルマは衝突の速度が速かったこと、金属製ガードロープが刃物のように作用したこともあり、原型を全く留めていなかったという。

《石田真一》

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