ヤマハ発動機の合弁会社のヤマハモーター台湾は2日、日本向けスクーター『ジョグ』のラインオフを行い、量産を開始したと発表した。価格は14万円で、ホンダの中国製スクーター(9万4800円)には価格面で一歩及ばなかった。
ヤマハは、100ccと125ccのスクーターをすでに台湾製に切り替えている。今後50ccスクーターでも生産を台湾に移管、今後2年かけて13万台規模を移管する方針。台湾での日本向けスクーターの生産は2005年度に13万台になる見込み。
日本向けに台湾で生産するスクーターはジョグで、2003年1月から販売する予定だ。価格は14万円となり、現行の16万7000円よりも1〜2割程度安くなる。しかし、ライバルのホンダはすでに中国製スクーター『トゥデイ』の販売を開始しており、こちらの価格は9万4800円となっている。HY戦争とは昔からよく言われるが、価格競争の面ではホンダが一勝した状態だ。