J.D.パワー・アジア・パシフィックは2日、日本で初めて実施した「自動車セールス満足度」調査の結果を明らかにした。新車購入後3−5カ月が経過した3096人を対象に、2002年7月から8月にかけて調査した結果、フォルクスワーゲン(VW)が1位となった。
この調査は北米や欧州などではすでに実施されているが、日本を対象に行われるのは今回が初めて。乗用車を購入した人に対し、購入したメーカーの「何が優れていたから購入を決めたか」などを問うもの。業界平均値を「100」と仮定し、それを超えたメーカーをランキング対象とした。
この結果、VWが109ポイントを獲得して1位に。2位にはホンダと日産が102ポイントの同率でランクインした。これ以外のメーカーは平均値の100ポイントを下回っているという。
顧客がメーカー(ディーラー)の「セールスの何に対して満足したか?」という問いでは、セールス担当者が50%で最も多く、次いで販売施設の34%、支払い・保険手続きの13%、デリバリー3%となった。
「セールススタッフの対応が良かったから契約書に判を押してしまった」とはよく聞くが、実際のデータにもそれが現れている。